DXを進める上で最初はなにから手をつけたらよいのかわからないというケースが多いとおもわれます。
「はじめの一歩」を踏み出す時に注意すべきことやポイント、問題点についてご紹介いたします。
目次
DXで「はじめの一歩」を踏み出すには?
はじめの一歩その前に
デジタルトランスフォーメーション(DX)では変革(トランスフォーメーション)を進める前にデジタル化が必要となります。
複数年にわたり、経営のコミットメントの元、デジタル先進技術を活用して、経営/管理層/現場が横断的に自分事として変化する市場環境の生き残りのために新規ビジネスの創出、あるいは、既存事業の高付加価値化を実施します。
DXの道のり
DXは短期間で完成はできません、時間をかけてゆっくり積み上げていく建物のようなものです。
例えるならば、昔ながらの家に人が住みながら、時間をかけてリフォームしていくイメージです。
今ある生活のペースを崩さずに、まずは水回りからリフォームし、次に寝室といった形でリフォームを進めます。
リフォームする順番は家や家族ごとに異なるように、DXの順番も会社ごとに課題や優先順位により、変化します。
はじめの一歩は?
DXは課題や実現したいことといった「どの変化」から対応し、目標としてなにを実現するかといった青写真(ロードマップ)を自社で検討・具現化することは、はじめの一歩として非常に重要となります。
第一歩の前のお試しとして、ある部分(工程)だけをデジタル化し、感触を掴むことも必要ですが、部分的なデジタル化/DXでは効果が出せず、お試しで終わってしまうことが多くなります。
お試し後は、ぜひ課題ややりたいことの整理を実施し、全体を俯瞰的に見た上で実施する順番を決めていきましょう。
はじめの一歩のポイント!
はじめの一歩のポイントは全社員が全体像を把握し、自らがなにをすべきかを理解しておくことが重要となります。
経営層はデータ活用の全体像とゴールの検討/修正が役割となります。
管理層はロードマップの各施策および各施策間での目標設定と実践管理が役割となります。
現場はロードマップの各施策での目標理解と施策の実践/フィードバックが役割となります。
また、重要なのがCDO(最高デジタル責任者)となります。CDOは全体を俯瞰し、現場から経営層までを横断的につないでロードマップを進めていく旗振り役となります。
はじめの一歩を踏み出すときの現実的な問題
現実的にはCDOがいる会社は少なく、本業を兼務しながら、デジタル化/DXのリーダーになるケースが多いです。
その場合は、本業が忙しいとDXプロジェクトはストップし、場合によっては検討フェーズのまま数年が経過するということがあります。
経営層はデジタル化/DXに注力できるように専任化やCDO補佐官(専門家)を外部から要請するといった指示が必要です。
はじめの一歩を踏み出すには(まとめ)
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