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Power Automateと Power Automate for Desktopとの違い(有料版・無料版)

平野 祥史
Posted by 平野 祥史 on Mar 26, 2025 7:28:13 PM
 
Microsoft のPower Platformには、Power Automate があります。
クラウドフローで動作するものを、Power Automate 、デスクトップ上で動作するものをPower Automate for Desktop(以下PAD)といいます。
 
Power Platformに含まれる自動化ツールの1つで、デスクトップ環境に特化して業務を効率化できるRPAツールです。
 PADを使用することで、プログラミング経験がない人でもドラッグ&ドロップなどで視覚的にワークフローを構築できます。

無料版でできる、主な自動化の利用例は以下になります。

<Power Automate for Dwsktop>
・ファイル操作/データ入力/
転記作業
・自動メール送信
・特定のメールから情報を抜き出して、一覧にまとめる
・ウェブサイトからのテキストデータ抽出(Webスクレイピング)
・システム間でのデータ連携

<Power Automate>
・Microsoft Formsでアンケートに回答した対象者への自動お礼メール送信及び、メール送信完了報告を
・決まった時刻に天気予報をTeamsへ通知させる
  今回は、クラウドフローで実行する、Power Automateと、デスクトップ上で実行する、Power Automate for Desktopとの主な機能の違いについて取り上げます。

 

Power Automate とPower Automate for Desktopとの違い

 

 Power Automate はクラウドベースの自動化ツールで、Microsoft 365、SharePoint、Teams、Outlook などのクラウドサービスと連携し、ワークフローを自動化できます。
 一方、Power Automate for Desktop はローカルPC上で動作するRPAツールです。UI操作の自動化やアプリの操作が可能です。
 クラウド版はWeb APIを活用し、デスクトップ版はマウス・キーボード操作を記録し、再生できます。
  

 

 

 

Power Automate リスキリング研修の概要(アーカイブ)の一部をご覧になりたい方は、こちらのフォームから視聴希望のご連絡をいただきましたら、アーカイブのリンクをメールにてご案内いたします。
ブラウザから特定のテキスト情報を抽出する方法について解説しています。

(視聴時間 約8分)

 

 

Power Automate と Power Automate for Desktopとの主な違い  

 

まずは、無料版、有料版を含めて、Power Automate と Power Automate for Desktopとの違いについてまとめました。

機能

Power Automate for desktop

Power Automate (クラウド)

対象

ローカルPCでの自動化

クラウドベースの自動化

主な用途

デスクトップアプリ・ファイル操作・UI操作

クラウドアプリやサービスの連携・ワークフロー自動化

実行環境

ローカルPC

クラウド(Webベース)

トリガー

基本的にフロー実行は手動またはスケジュール

クラウドのイベントやスケジュール実行

クラウドサービスとの連携

限定的(MS365関連)

豊富なクラウドサービスと連携

ローカルPC操作

可能

不可

独自コネクタ作成

利用不可

利用可能

スケジュール実行

可能

可能

ユーザーインターフェース操作 (UIオートメーション)⇒画面操作

可能

不可(クラウドサービスのAPIを使った自動化に特化)

ファイル操作

可能

可能(但し、クラウドストレージ上のファイル)

データベース接続

可能

可能

API呼び出し

限定的GET(データ取得)、PUT(データ送信)など)

可能

AI Builderの利用(AI機能)

利用不可

利用可能

監視・ログ管理

ローカルでのログ保存

クラウド上での監視・ログ管理

 

 

 

※Power Automateと、Power Automate for Desktop、それぞれの無料版と有料版の機能比較表の提供を希望される場合は、こちらから、お問い合わせしてください。

 

 

 

 

Power Automate 有料版


Power Automateの価格

https://www.microsoft.com/ja-jp/power-platform/products/power-automate/pricing#compare-plans

 

Power Automate Premiumですと、2,248円/月(税別)(2025年3月時点)です。
こちらを契約して、有料版の機能を試すことになります。

有料版を契約している必要がある場合としては、

例えば、

1.タスクスケジューラを使って、特定の時間に定期的に、特定のPADのフローを実行する場合

2.Power AutomateでExcelオンラインで、条件を指定したデータの取得、フィルタリング処理、ビボットテーブル/グラフの更新

などがあります。

 

 

Power Automateが連携可能な主なクラウドサービス

 

クラウドフローのPower Automateですと、GmailFacebookInstagramGoogleDriveGoogleスプレッドシートなどの主要なクラウドサービスとの連携できます。

連携して、情報を取得、編集、集計できます。

 

      Power Automate 研修の詳細はこちら>

Power Automate リスキリング研修の概要(アーカイブ)の一部をご覧になりたい方は、こちらのフォームから視聴希望のご連絡をいただきましたら、アーカイブのリンクをメールにてご案内いたします。
ブラウザから特定のテキスト情報を抽出する方法について解説しています。

(視聴時間 約8分)

 

 

まとめ

 

■無料版で十分なケース
1.シンプルなデータ入力や取得
2.表(Table)を使ったデータの読み書き
3.1行ずつのデータ処理(簡単なデータの記録・更新)
 
 
■有料版が必要なケース
1.条件を指定したデータの検索・フィルタリング
2.数式を含むデータ処理
3.ピボットテーブルやグラフの更新
4.Excel にある、大容量データの自動処理
5.ワークブック全体の管理(シートの削除・並び替え)
6.SharePoint や Power BI との連携
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Topics: RPA, DX, 効率化, 業務効率化, Power Automate Desktop, PowerAutomate, Excel

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