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GPT を使用して顧客のメールへ返信

平野 祥史
Posted by 平野 祥史 on Jan 17, 2025 4:05:49 PM
 
 

こんにちは!
今回は、業務効率化を目指す方におすすめの「Power Automate」を使った自動化術をご紹介します。

皆さま、日々の業務の中でメール対応に時間を費やしていませんか?

顧客対応は慎重さが求められる一方で、迅速さも求められる大切な仕事です。そんな中、AI技術のGPTを活用することで、メールの抜け漏れを防ぎ、メール対応の効率化を図ることができます。

Power Automateの便利な機能を組み合わせて、作業を効率的に進めるヒントとしてご覧ください!

 

GPTで効率アップ!承認ステップを組み込んで顧客へメール返信

 

1.    顧客メール対応をGPTで効率化する方法
2.    人の承認ステップが重要な理由
3.    フロー構築の具体例
4.    まとめ:GPTで働き方をスマートに

 

Power Automate 研修の詳細はこちら>

 

顧客メール対応をGPTで効率化する方法

 

GPTは、受け取ったメールに対して適切な返信文を生成する優れた能力を持っています。例えば、以下のような活用が可能です。

 

1.テンプレートの自動作成:メール内容に基づいて適切な文面を提案
2.迅速な対応:手作業では時間がかかる返信文の作成を短時間で完了
3.柔軟な対応:カスタマイズ可能な返信文で、顧客ごとに異なるニーズにも対応

 

 

人の承認ステップが重要な理由

 

AIが生成したメール文は非常に高品質ですが、完全な自動化は慎重に進める必要があります。人間によるレビューと承認ステップを組み込むことで、以下のようなリスクを回避できます。

1.誤解を招く表現の防止
2.顧客ごとの特別な事情への配慮
3.企業イメージに合った文章表現の確認

 

 

フロー構築の具体例

 

GPTを活用した顧客対応フローを具体的に見てみましょう。

今回は、以下のプロセスで実行していきます。

1.顧客からのメールを受信
2.GPTで返信文を生成
3.Microsoft Dataverseで承認フローを管理
4.承認後に返信メールを送信

 

Microsoft Dataverseの設定
顧客データや承認フローの管理用エンティティを作成します。

(例:「Pending Approvals」テーブル)。

必要なフィールドは以下のとおりです。

メールアドレス、メール内容、生成された返信文、承認ステータス、承認者。

 

Office365 Outlookの設定
メールの受信トリガーを設定します。

(Power Automateで「新しいメールが届いたとき」のトリガーを使用します)

 

Office 365 Usersの設定
承認者の情報を取得するために使用します。

 

プロセスフローを設定

Step 1 メール受信(トリガー設定)
 ・Power Automateで「When a new email arrives (V3)」トリガーを設定し、指定のメールフォルダを監視します。
 ・トリガーの条件で、「特定の送信者」や「件名のキーワード」をフィルタリングします。

Step2: GPTで返信文を生成
 1.AIサービスの呼び出し
  ・GPTのAPIをPower AutomateのHTTPアクションで呼び出します。
  ・メール内容(本文)をGPTに送信し、返信文を生成します。
  ・生成された返信文をDataverseの「Pending Approvals」テーブルに保存します。

Step 3: 承認フローの開始
 1.Dataverseに承認リクエストを登録
  「Pending Approvals」テーブルに以下の情報を記録します。
   ・顧客のメールアドレス
   ・受信メールの内容
   ・GPTが生成した返信文
   ・承認者の名前(Office 365 Usersで取得)。

 2.承認依頼を通知
 「Office 365 Outlook」を使用して、承認者にメールを送信します。メールには以下を含めます。
   ・顧客のメール内容
   ・GPTが生成した返信文
   ・承認用リンク(例:Power AppsやMicrosoft Teamsのリンク)。

Step4: 承認ステップ
 1.承認者が返信文を確認
   ・承認者はDataverse(またはPower Apps)で返信文を確認し、
必要に応じて返信文を修正します。

   ・承認または却下を選択します。

 2.Dataverseのステータス更新
  ・承認済み:次のステップ(メール送信)に進む。
  ・却下:再生成や手動修正が必要であることを通知。

Step 5: 返信メールの送信
 1.承認済みのメールを送信
  ・Dataverseの承認済みレコードを確認。
  ・「Office 365 Outlook」の「Send email (V2)」アクションで返信文を顧客に送信します。
  ・送信完了後、Dataverseのステータスを「完了」に更新。

 2.通知を送信
  ・承認者および関係者に、返信が完了した旨の通知を送信します。

        

まとめ GPTで働き方をスマートに

 

GPTを使ったメール対応は、業務効率化だけでなく、ストレス軽減にもつながります。メール作成に割く時間を削減し、空いた時間を他の業務や自己研鑽に充てることが可能になります。

AIと人間の力を組み合わせることで、よりスマートで効率的な働き方を実現しましょう。顧客対応の質を向上させつつ、業務負担を軽減する新しい方法をぜひお試しください!

次回も業務効率化に役立つ情報をお届けします。どうぞお楽しみに!

 

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Topics: RPA, DX, 効率化, 業務効率化, GPT, メール