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【入門編】GA4の基本的な使い方を解説!ホーム、レポート、探索など網羅的にご紹介

デジタル戦略推進室
Posted by デジタル戦略推進室 on Dec 13, 2022 2:03:56 PM

 

「UAからGA4に切り替えたが、使い方がわからない・・・」「サイト分析をするためにGA4を入れたけど、使い方がよくわからない・・・」などお悩みの方、いらっしゃいませんか?

 

UA(ユニバーサルアナリティクス)が2023年7月から新しいデータ処理が行えなくなるので、GA4(Googleアナリティクス4プロパティ)に慌てて切り替えされているケースはよくあります。

 

当社のサイトもUAからGA4に切り替えましたが、最初はGA4の使い方がよくわからず苦戦しました。

 

そこで本記事では、初心者向けにGA4の使い方を解説していきたいと思います。

 

この記事を読めば、GA4の基本的な使い方がわかり、サイト分析を進める第一歩を踏み出すことができます。

 

GA4の基本を理解し、サイト解析したい方はぜひ最後まで読んでみてください!

 

目次

GA4とは

UAと比較したGA4の特徴

 ライフサイクルで分析できる

 イベント単位で測定できる

 アプリ・ウェブサイトを統合した分析ができる

GA4の機能

 ホーム

 レポート

 探索

 広告

 設定

 管理

まとめ

 

 

GA4とは

hand drawing graph chart and business strategy as concept

GA4(Googleアナリティクス4プロパティ)は、2020年10月にリリースされました。

アプリや動画が広がってきたこと、個人情報の保護が強化されていることが背景としてあり誕生しました。

 

個人情報保護で一番大きな影響を与えたのは、2018年EUで施行されたGDPRです。

GDPRとは、General Data Protection Regulationの略で、一般データ保護規則と呼ばれるものです。

この規則により、IPアドレスやCookieなど、今まで個人情報とみなされていなかった情報が個人情報としてみなされるようになりました。

 

日本でも2022年4月に改正個人情報保護法が施行されました。

今までCookieに関する規則はありませんでしたが、改正により「個人関連情報」として扱われるようになりました。

個人関連情報とは、生存する個人に関する情報であって、個人情報、仮名加工情報及び匿名加工情報のいずれにも該当しないものです。

例えば、Cookieをはじめ、IPアドレス、位置情報、閲覧履歴、購買履歴と言ったインターネットの利用にかかるログ情報などの個人に関わる情報で特定の個人が識別できないものになります。

 

現在、個人関連情報に関しては収集や取り扱いに制限はありません。

しかし、個人関連情報をほかの企業に提供することで個人の識別が可能となる場合は、本人の同意を得ることが義務付けられています。

cookieで取得した情報と外部データを紐づけする場合は、事前にユーザーから同意を得る必要があります。

 

EUや日本での個人情報保護の強化という時代背景があり誕生したのがGA4になります。

 

UAと比較したGA4の特徴

UAとGA4を比較しながら、GA4の特徴についてご紹介します。

 

ライフサイクルで分析できる

 

レポートの構成がUAとGA4では大きく変更しております。

UAとGA4の違い

 

UAが開始された当時は、魅力的な商品を作り、WEB広告からWEBサイトへ流入させ、コンバージョンさせていくことをしていれば問題ありませんでした。

UAの分析モデルも「ABC分析」を軸としたものになっています。

ABC分析というのは、Acquisition(集客)、Behavior(行動)、Conversion(コンバージョン)のそれぞれの頭文字が由来となります。

 

しかし、現代では市場が飽和され、新しい顧客を増やすことが難しくなってきました。新規顧客獲得に加え、顧客の定着化が非常に重要視されています。

そのような環境の中で重要な考え方が「ライフサイクル」です。ライフサイクルは、集客→エンゲージメント→収益化→維持(LTVの増加)のことです。

GA4では、ライフサイクルの一連の流れで分析することができるようになりました。

 

 

イベント単位で計測できる

 

計測ポリシーも大きく変更しています。

Googleアナリティクスのバージョン 計測単位 計測方法
ユニバーサルアナリティクス ページ セッション
GA4 イベント ユーザー

 

計測単位がページからイベントに変更されたことで、GA4では詳細な分析できるようになりました。

例えば、スクロール、クリック、動画の視聴などはGA4のイベントでデータを収集することができます。

セッション軸での計測方法であったUAでは、セッション時間は確認できますが、ユーザーが具体的にどんな行動をとるのかはわかりませんでした。

GA4に変わったことで、ユーザーの行動や満足度を細かく捉えることができ、詳細な分析・対応策を検討することが可能となりました。

 

アプリ・ウェブサイトを統合した分析ができる

 

UAでは、ウェブサイトの計測はGoogleアナリティクス、アプリの計測はFirebase Analyticsと別々で集計されていました。そのため、アプリ経由でウェブサイトに訪れたユーザーも別ユーザーとしてカウントされていました。

GA4になってからは、データストリームという概念ができ、「ウェブサイト」「iosアプリ」「Androidアプリ」のデータを集約できるようになっています。

 

 

GA4の機能

ここからは、GA4の主要な機能についてご紹介していきます。

 

ホーム

 

ホーム画面では、ユーザー、コンバージョンなどの基本的な情報、リアルタイムのユーザー数を確認できます。

また、最近アクセスしたレポートやページ、おすすめ情報、分析情報と最適化案が確認できます。

分析情報は、サイト・アプリに関する異常な変化、新しい傾向、その他の分析情報が表示されます。

最適化案については、お客様に合わせてカスタマイズされたものが表示されます。

サイトを解析する際の参考にしてみてはどうでしょうか。

GA4_ホーム1

GA4_ホーム4

GA4_ホーム2

GA4_ホーム3

 

レポート

 

レポートのスナップショットでは、GA4で標準的に用意されている13のレポートを確認することができます。

ユーザー数やリアルタイム、セッションメディア、コンバージョンなど、重要指標を一目で把握でき、ダッシュボードの役割として使うことができます。

 

GA4_レポート1

 

レポート内容をカスタマイズすることも可能です。

レポートのスナップショットの右上の「鉛筆」マークを押下すると、レポートをカスタマイズすることができます。

GA4_レポート3

 

レポートの表示は最大16個まで表示可能で、追加・削除可能です。

GA4_レポート2

 

リアルタイムでは、過去30分間のユーザー、イベント、コンバージョンの情報が見れます。

GA4_レポート10

 

ライフサイクルでは、集客・エンゲージメント・収益化・維持率の情報を見ることができます。

 

集客

GA4_レポート_集客

acquisition overview(集客サマリー)では、ユーザーや、アクセスがあったメディアなど俯瞰的に確認したいときに使います。

User acquisition:First user default channel grouping(ユーザー獲得)では、ユーザーを最初に獲得したメディアや参照元など毎に、エンゲージメント率やコンバージョンなどを確認できます。ユーザー単位に詳細に確認したときに使います。

トラフィックの獲得では、セッション単位で参照元、メディア毎にエンゲージメント率やコンバージョンを確認することができます。セッション単位に詳細に分析したいときに使います。

 

エンゲージメント

 

GA4_レポート_エンゲージメント

 

エンゲージメントとは、サイトやアプリに対するユーザーの操作と定義されています。

例えば、サイトの特定のページに留まることであったり、複数ページを閲覧するなどです。

 

ここからは、エンゲージレポートの概要をご説明します。

Engagement overviewは、ユーザーのエンゲージメント時間や、表示回数やイベント数を確認することができます。ユーザ行動をおおまかに把握したときに活用するのがおすすめです。

Events :Event nameは、イベント名ごとの総ユーザー数やエンゲージメント率を確認することができます。イベントの詳細を確認したいときに使います。

コンバージョン:イベント名ごとのコンバージョンを確認することができます

ページとスクリーン:ウェブサイトのページやアプリの画面ごとのユーザー、イベント、コンバージョンを確認することができます。

 

収益化

 

GA4_レポート_収益化

 

収益化の概要では、合計収益、合計購入者数など、eコマースやアプリ内購入一覧を確認することができます。

eコマース購入数では、アイテムごとの収益までの流れを確認することができます。

 

維持率

 

GA4_レポート_維持率

 

維持率レポートでは、ウェブサイトやアプリ内で、どれくらいユーザーを維持できているか確認することができます。

新しいユーザーとリピーターの数や、コホート(1日・7日・30日単位)でユーザーの維持率を確認することができます。

 

ユーザーレポートでは、ユーザー属性とテクノロジーを確認することができます。

ユーザー属性では、ユーザー属性サマリーとユーザー属性詳細を確認することができます。

 

ユーザー属性

 

GA4_レポート_ユーザー属性

 

ユーザー属性サマリーでは、訪問ユーザーの国や市町村、性別、年齢など確認することができます。訪問ユーザーの大まかな傾向を確認したいときに利用します。

ユーザー情報詳細では、国や性別などの各属性ごとに、ユーザー数やエンゲージメント率、コンバージョンなどを確認できます。

 

テクノロジー

 

GA4_レポート_テクノロジー

 

テクノロジーでは、ユーザーの環境の概要、ユーザーの環境の詳細を確認できます。

ユーザーの環境の概要では、プラットフォームや、オペレーティングシステム、デバイスカテゴリごとのユーザー数を確認できます。テクノロジーのおおまかな傾向を掴む目的で利用できます。

 

ユーザーの環境の詳細では、ブラウザ、デバイス、オペレーティングシステムごとのユーザー数やエンゲージメント率、コンバージョンなどを確認できます。

 

ライブラリ

 

ライブラリでは、過去に作成したレポートを確認したり、編集したり、コピーして新しいレポートを作成したりすることができます。

 

探索

 

探索レポートは、新しいデータを探索したり、作成したデータをほかの人と共有したり、過去に作成したデータ探索を閲覧することができます。

UAではカスタムレポートとして使っていたものの代替となる機能になります。

探索を開始するにあたり、テンプレートが7つ用意されています。テンプレートを使って自由に探索することができます。

ここでは、ユーザーの行動を把握するうえで非常に有益な「経路データ探索」のテンプレートをご紹介します。

GA4_探索1

 

経路データ探索では、ユーザーのページ遷移を確認することができます。

ステップ1では、期間中にHOMEへ最初アクセスしたユーザーが60,789人と読み取れます。ステップ2では、ステップ1のページから遷移したページと人数が表示されています。ステップ1からステップ2の差分は離脱数になります。

HOMEの例であれば、60,789ー(32,754+1,418+1,272+1,138+908+6,537)=16,762が離脱者になります。

探索テンプレートを活用することで、課題のあるページを洗い出し、改善案を検討する材料にすることができます。

 

広告

 

広告スナップショットでは、コンバージョンに関わるデータを確認することができます。

GA4_広告1

 

パフォーマンスでは、すべてのチャネルごとのコンバージョンや、合計収益を確認できます。

GA4_広告4

 

アトリビューションでは、モデル比較とコンバージョン経路があります。

モデル比較では、コンバージョンに貢献したチャネルなどの流入経路に対して、アトリビューションモデル毎に比較して分析できます。

アトリビューションモデルとは、コンバージョンに至った広告の貢献度をコンバージョン経路のタッチポイントにどのように割り振るかを決めるルールです。

例えば、アトリビューションモデルには、ラストクリックモデルというものがあります。ラストクリックモデルは言葉の通り、コンバージョンに至る経路の中で、最後に流入したチャネルが最も貢献したと評価するモデルです。

GA4_広告2

 

コンバージョン経路とは、ユーザーがコンバージョンに至った経路を確認することができます。また、各アトリビューションモデルで、各経路の貢献度がどのように配分されるかを確認することもできます。

GA4_広告3

 

設定

 

設定の機能は管理へ移行されました。

 

管理

 

管理の画面では、主にアカウントとプロパティに関する各種設定を行うことができます。

アカウントでは、ユーザー追加や権限の設定をすることができます。

プロパティでは、プロパティレベルでのアクセス管理や、データの保持期間を変更したりすることができます。

 

アカウントとプロパティについて

アカウントの下にプロパティがある階層構造となっています。

一般的にアカウントは会社単位(事業単位)、プロパティは、サイト単位となっています。

例えば当社であれば、アカウント:Man to Man株式会社、プロパティ:デジ革ご一緒サービス、GAYA、求人ジョブズ となります。

 

GA4_管理1-1

 

 

まとめ

今回はGA4の基本的な使い方について解説していきました。

GA4を使っていくにあたって、少しでも参考になれば幸いです。

 

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Topics: GoogleAnalytics, ウェブマーケティング, デジタルマーケティング