コラム

Microsoft FormsとPower Automateを活用した自動返信メールの設定方法

作成者: 平野 祥史|Nov 20, 2024 10:30:53 AM
 
 RPAを使いこなせるようになるには、勉強はほどほどに、簡単な自動化の仕組み作りから始めてみましょう。
例えば、
 ・システムからファイルをダウンロードする
 ・業務でよく使うExcelを開く
 ・クラウドシステムにログインする
から始めてみるのもよいでしょう。

 今回は、Microsoft FormsとPower Autmateを使って、アンケート回答者へを自動返信メールを送る方法についてお届けします。

 

Microsoft FormsとPower Automateを活用した自動返信メールの設定方法

 

 RPAを学ぶことは、業務効率化のスキルを身につけるだけでなく、職場での価値を高める大きなチャンスでもあります。

 DXが進む現代において、迅速で正確な業務遂行を求められています。その中でRPAのスキルを持つことは、手作業による時間のかかる業務を自動化し、ミスを減らすだけでなく、業務プロセス全体の改善にも貢献できる強力なツールとなります。

 RPAを学ぶことは、IT部門に限らず、あらゆる職種で求められるスキルとして重宝されるでしょう。

 

 

Microsoft Formsでの効率的な顧客対応

 

 Microsoft Formsは、顧客アンケートやフィードバックの収集に便利なツールですが、回答後の顧客対応が手動だと、迅速な対応が難しい場合があります。例えば、フォームへの回答を受け取る度に手動でメールを送信するのは手間がかかります。

 

 

PowerAutomateを使った自動返信メールの設定

 

 Microsoft FormsPower Automateを組み合わせることで、フォームの回答受信後に自動でメールを返信するシステムを構築できます。

フォーム回答の受信データをトリガーとしてメール送信プロセスを自動で開始することが可能です。

 

1.フロー名を設定
2.「新しい応答が送信されるとき」を設定
3.「応答の詳細を取得する」>「フォームID」「応答ID」を設定
4.「動的なコンテンツの追加」で「Office365Outlook」>「メールの送信(V2)」

  を設定
5.「メールの送信(V2)」>「宛先(アンケート結果のメールアドレスを選択)」

  「件名(例:アンケート結果ありがとうございます)」「本文(パラメータで、宛先(会社名、氏名)を入力、本文を入力)」を設定

6.フローチェッカーでテストをする

⇒アンケートに回答して、自動メールが来るか確認します

 

この仕組みを使うことで、例えば「回答ありがとうございます」というカスタマイズ可能な返信メールを即座に送信でき、回答が完了したことを確認できます。

 

             

 

まとめ

 

 Microsoft FormsとPower Automateとの組み合わせにより、自動返信メールシステムを構築することで、迅速な顧客対応が可能になります。

 手動でのメール返信が不要になることで、顧客(回答者)が、Microsoft Formsアンケートへの回答が完了したことを確認でき、業務効率化とコスト削減できます。