ビジネスツールとして確立するSNS。
日本のソーシャルメディア利用者数は、2023年の1億580万人から2028年には1億1,360万人に増加すると予測されている(総務省:令和6年度情報通信統計より一部抜粋)
この巨大マーケティングツールを使用しない訳にはいきません。特に、X・Facebook、Instagramの3つは3大SNSと呼ばれ、多くの企業が導入しています。
この3大SNSの特徴や使い方、運用方法についてみていきたいと思います。
ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略となるSNSは、コミュニケーションプラットフォームとしてつくられたネットワークサービスです。
企業のホームページやブログよりもユーザーとちかい関係で気軽に双方向コミュニケーションを取ることができ、投稿に対して「いいね」や「シェア」ができるのが大きな特徴的です。
人と人のコミュニケーションは電話や掲示板、メールといったツールで行っていましたが、現在はSNSを利用してやり取りを行うことが多くなりました。
総務省の行った調査では利用者はすべての世代で増加傾向にあります。
世界全体ユーザー数:約3億3,000万人
国内月間アクティブユーザー数:約6,650万人
短文投稿が時系列通りに表示されるXは、リアルタイム性が非常に高いSNSで若年層を中心に利用されているのが特徴で、20代にアクティブユーザーが多く、若年層へ対するリーチやトレンドのリサーチに適しています。
匿名でアカウント作成できるほか、複数のアカウントを保持することが可能となり、Facebookよりも信憑性に欠けますが、世の中の出来事や企業の商品・サービスに対して本音や、日々の何気ない出来事のポストが出やすく、企業マーケティングにとして魅力的なSNSです。
拡散力は他のツールに比べて強い反面、炎上に繋がりやすい側面もあります。
海外月間アクティブユーザー:約29.3億人
国内月間アクティブユーザー数:約2,600万人
世界最大のSNSと呼ばれ、ビジネスには必要不可欠な存在として捉えられています。
30代以上のビジネスユーザーが多いことが特徴です。
国内でも月間約2,600万人のユーザーが活用しており、巨大メディアとして注目されてきました。
Xと比べると実名性が非常に高く、信頼性も十分にあるため、ビジネスシーンで利用されることが多くなっています。
企業の活用の面では、企業の投稿より親和性の高い友人の投稿が優先されるようになり、企業投稿は広告を使わないとリーチを伸ばしにくい状況が続いています。
10代の利用率は低いため、若年層へのアプローチとしては不向きと言えます。
国内月間アクティブユーザー数:約6,600万人
世界全体ユーザー数※日本を含む:約10億人
Instagramは、画像や動画をコミュニケーションの中心としたSNSです。
フィルター機能を使って手軽にオシャレな写真を投稿でき、エンゲージメント率はFacebookの約10倍にも登ると言われています。
ファッションやフード、化粧品、旅行など映える商品やサービスとの相性が良いです。
日本においては10~20代の若年女性に人気のSNSとなっています。
アカウント運用により、ビジュアルをメインとした自社の世界観をターゲットに訴求できる点が強みと言えます。
企業のマーケティング担当者は、それぞれの特徴や使い方、ユーザー数・ユーザー層をまずは認識し、上手く使い分けることが重要です。
運用方法は百人十色なSNSですが、適切に運用することで潜在顧客にリーチすることができるでしょう。
メリットやデメリットなども見比べた上で自社においてどのSNSの優先順位が高いのか、どのSNSでどんな投稿をするのかを見極め、中長期的に運用していくことが大切です。
また、SNSマーケティングをより有効にするためにはペルソナ設定も重要となります。
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