本日はゼロから始める採用チャットボットの作り方についてご紹介していきたいと思います。
本記事では、チャットボットを触ったことのない方が採用チャットボットを作るまでに必要なことをまとめました。
「チャットボットという言葉はよく聞くけど、始めるまでに具体的にどんなことをすればよいかわからない・・・」などお悩みの方には必見の内容となっておりますので、ぜひ最後までご一読いただけたら幸いです。
チャットボットという言葉は聞かれたことがあるかもしれませんが、「採用チャットボット」はあまり聞かないかと思います。
採用チャットボットとは、人材採用に特化したチャットボットになります。
より詳細に知りたい方は、こちらの記事をご覧ください!
ここからは、採用チャットボットの作り方と導入方法をご紹介していきます。
これから記載する5つの手順に従って、チャットボットを作っていきましょう!
(今回はチャットボット製品の選定、契約などは割愛しています)
まずは導入する目的を決めましょう。
具体例としては、「応募者数を増やしたい」「求職者からの質問に対応できるようにし、社内の問い合わせ工数を削減したい」などです。
最初に導入目的を定めておくことで、シナリオ※作成時に目的に沿ったシナリオを作成することができ、最終的な得られる成果も想定通りのものとなります。
※チャットボットシナリオ:ユーザーが選択する質問に対して、あらかじめ設定されたルールやシナリオに対して回答を返す仕組み
導入目的を定めない場合、当初やりたかったことと作ったシナリオが一致しないケースが発生する可能性があります。
例:求職者からの応募者数増加を目指したかったが、シナリオはFAQ対応ができるチャットボットを作ってしまった
次に、チャットボットを配置するウェブページを決めましょう。
ウェブサイトの仕様によっては、ウェブサイトの全ページに配置されるケースもあります。
導入後に想定外の事態にならないため、事前にサイト管理者に確認しておくことをお勧めします。
次にチャットボットのシナリオを決めていきます。
①の目的を達成するためにどのようなシナリオがよいか検討します。
例:応募者数増加をチャットボットの導入目的をする場合
・興味・関心を持ってもらうために、仕事検索ができるシナリオ
・応募を促すために、派遣登録/仕事応募ができるシナリオ など
<お仕事探しチャットボットの例>
シナリオの作成は、製品により作り方が異なりますので、チャットボット製品提供会社のサポートを受けながらシナリオを作成していきます。
・チャットボットの利用目的に応じてKPIを設定しましょう。
KGIやKPIは既に人材採用業務として定められているものがあると思いますので、ここではチャットボット導入におけるKPIを設定していきます。
KSFにつながるKPIを設定していきます。
例:人材採用において、応募者増加を目的にチャットボットを導入する場合
指標 | 指標の説明 | 具体的に設定する指標例 |
KGI | 重要目標達成指標。最終目標 | 採用数 |
KSF | 重要成功要因。ビジネスを成功に導くための重要な要素 | 求人応募数 |
KPI | 重要業績評価指標。目標を達成するうえでその達成度合いを監視・計測するための定量的な指標 | チャットボットでの応募者数、チャットボット利用件数 |
ここまで準備ができたらあとはチャットボットを設置していきます。
チャットボットの設置は、「タグ」と呼ばれるHTMLのコードをサイトに埋め込みするケースが多いです。
自身がサイト管理者でない場合は、サイト管理者にタグ追加を依頼しましょう。
「タグ」追加後、チャットボットが想定の動作をするか確認して完了となります。
今回はゼロから始める「採用チャットボット」の作り方というテーマでお話いたしました。
最後に今回の内容をまとめています。
■採用チャットボットとは
・人材採用に特化したチャットボット
■採用チャットボットの作り方と導入方法
・導入目的を決定する
・チャットボットを設置するウェブページを決定する
→全ページに反映されるケースがあるので、事前に確認しておきましょう
・シナリオを検討、作成する
→導入目的に沿ったシナリオを作成しましょう
・KPIを設定する
→KSFにつながるKPIを設定しましょう
・チャットボットをウェブページに設置する
採用チャットボットの存在と作り方について概要を知って頂けましたら幸いです。
チャットボット以外にもデジタルマーケティングを紹介した記事もありますので、よかったら読んでみてください。